東京23区内の虫 2

東京23区内で撮影した虫たちを紹介します。虫の名前調べなどにもご利用くださいませ。

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サンゴジュハムシ



サンゴジュハムシ Pyrrhalta humeralis
(ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科Pyrrhalta)

2009.10.14.撮影(豊島区目白の森)

体長6~7ミリほどの茶褐色のハムシ。幼虫は主にサンゴジュやガマズミの葉を食べ、区内ではニレハムシ(Pyrrhalta maculicollis)と同様に数が多い。そのため、区内で見かけるのはほとんどサンゴジュハムシかニレハムシの場合が多いが、場所によっては外見が酷似する同属の仲間が居る可能性もあり、食草も同じ場合が多いので見過ごしや誤同定を招きかねない。
東京都本土部昆虫目録によれば、サンゴジュハムシと同じヒゲナガハムシ亜科Pyrrhalta属の仲間は10種。その中でクロヘリウスチャハムシ(Pyrrhalta nigromarginata)については外見等の情報が見つからなかったが、どうやら希少種のようなので比較対象からは除外した。また、アカタデハムシ(Pyrrhalta semifulva)は上翅から胸部まで赤みが強く、エノキハムシ(Pyrrhalta tibialis)は黄色く、カエデハムシ(Pyrrhalta seminigra)は黒っぽいということで、体色だけで区別がつくと思われるのでこれも除外した。残る5種の外見の比較は以下のとおり。

●サンゴジュハムシ(Pyrrhalta humeralis)・・・上翅の色は赤みの強い茶褐色~暗めの茶色/小楯板は黒く、そこから頭部に向かって胸部を貫く黒い縦条線がのび、胸部の両脇にも黒紋がある/頭部にも大きな黒紋が真ん中にあり、複眼の間に達する/上翅の縁は側面の真ん中あたりで内側にくびれ、この部分の縁幅がもっとも広い/上翅の後方(お尻近く)の縁は目立たない/上翅の縁は黄褐色で、肩から縁の内側にかけて黒色がのびる個体も多い
●ニレハムシ(Pyrrhalta maculicollis)・・・上翅の色は赤みの強い茶褐色~暗めの茶色だが、赤みが強い個体の割合が多い小楯板は黒く、そこから頭部に向かって胸部を貫く黒い縦条線がのび、胸部の両脇の黒紋が大きい/胸部が肩に向かって幅を広げており、頭部と合わせておむすび状に見える/上翅の縁は後方(お尻近く)が最も幅広で、ひれのようにも見える/脚は黒色部分が少ない
●ブチヒゲケブカハムシ(Pyrrhalta annulicornis)・・・サンゴジュハムシに酷似するが、黒い縦条線が胸部の真ん中で終わる/翅の色は暗めの茶色/上翅の縁は側面の真ん中あたりで内側にくびれるが、後方(お尻近く)でも広くせり出し、黄色になっていることが多い/頭部の黒紋は真ん中だけでなく、両側(複眼の後方)にもあるが、サンゴジュハムシよりも明瞭で大きい
●エグリバケブカハムシ(Pyrrhalta esakii)・・・サンゴジュハムシに酷似するが、胸部の真ん中の紋は翅側でほぼ点状で終わる/翅の色は暗めの茶色/頭部の真ん中の紋が小さい/翅がやや細めで、その分縁が幅広に見える
●イタヤハムシ(Pyrrhalta fuscipennis)・・・翅の色は暗めの茶色/胸部が肩に向かって幅を広げており、ニレハムシの胸部に似ている/胸部には黒紋がほぼ点状に3つ並んでいるように見える/上翅がやや扁平に見える

※ 上記の特徴は標準的な個体を比較したものであり、個体変異などによって上記のポイントでは区別出来ない場合もあると思われる。なお、上記5種の見分け方としては、よく触角の第2節と第3節の長さの比率を挙げている場合が多いが、複数の個体を見ているとどうもこの部分にもけっこう個体差があるように思えたので、ここではあえて記載しなかった。









 酷似種との比較

 幼虫
 幼虫
 幼虫

参考>Web東奥/とうおう写真館・あおもり昆虫記

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  1. 2015/02/24(火) 23:16:48|
  2. 鞘翅目/ハムシ科

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